センバツ高校野球 札幌平岸高生、思い込め揮毫 書道部3人、3校の入場行進プラカード /北海道
3月18日に開幕する第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)を前に、札幌平岸高の書道部員が、開会式の入場行進でクラーク記念国際など3校が使用するプラカードの校名を揮毫(きごう)した。 例年、「書の甲子園」の愛称で知られる「国際高校生選抜書展」(毎日新聞社、毎日書道会主催)の団体の部で地区優勝した10校が揮毫を分担。今年度の書の甲子園で初の北海道地区優勝を果たした札幌平岸は、クラーク記念国際、大阪桐蔭、智弁和歌山を担当した。 書道部顧問の太田幽琳教諭は「自由に表現しよう」とアドバイス。クラーク記念国際を書いた関華瑚(かこ)さん(3年)は「迫力のある字になるよう意識した。自分が熱中していることを通して、甲子園に携われるのがうれしい」と喜んだ。 昨年のセンバツで優勝した大阪桐蔭を受け持った安田結香(ゆいか)さん(2年)は「開会式で最初に入場すると聞いて、広い会場に映えるよう、文字が強く見えるように書いた」、智弁和歌山を担当した植松歩楽(ほのか)さん(同)は「智弁和歌山の野球部のみんなが笑っている写真を見て、優しくて強い線を書きたいと思った」と話した。【今井美津子】