「エイリアン」の前日譚ドラマ『Alien: Earth』には少なくとも1体はゼノモーフが登場する

「エイリアン」の前日譚ドラマ『Alien: Earth』には少なくとも1体はゼノモーフが登場する

「エイリアン」シリーズの前日譚ドラマ『Alien: Earth（原題）』でクリエイターを務めるノア・ホーリーが、フランチャイズでなじみの恐ろしいゼノモーフが少なくとも1体は同作に登場すると明かした。 「Alien: Earth（原題）」画像・動画ギャラリー Deadlineのインタビューに応じたホーリーは、いかに『Alien: Earth』と「エイリアン」ユニバースが結びついているかを語っている。『Alien: Earth』は前日譚となるため、多くの人がアイコニックなゼノモーフが登場しないのではないかと懸念し始めていた。ホーリーは、ゼノモーフが何らかの形で登場することをほのめかしているが、どれほどドラマの登場人物を怖がらせるかについては明かしていない。 ホーリーは、「自分の目で地球の荒野にいるゼノモーフを見ることは、何とも言えないものがあります。ゼノモーフが私たちの身近でうごめいていると考えると、本当にゾッとします。どんな状況でゼノモーフを見ることになるかは言えませんが、それを目にするでしょう。その夜は、ドアに鍵をかけることになりますよ」と述べた。 ホーリーは、馴じみがありながら新しさも感じる、新鮮かつ恐ろしいゼノモーフを登場させたいともコメントしている。 「自分にとって本当に楽しかったのは、クリーチャーとしっかり関わり、シルエットに触れることなく自分のアイデアをデザインに取り入れることでした。シルエットは神聖ですからね。ですが宿主が何であれ、私たちが知っているいくつかの要素が最終的なクリーチャーの姿を決定します。少しだけ本来の怖さを出すために、ちょっと遊んでみたかったんです」 "「少しだけ本来の怖さを出すために、ちょっと遊んでみたかった」 これは、「エイリアン」シリーズのテレビ進出を待ち望んでいた人たちの興味をそそる、ゾクゾクするようなコメントではないだろうか。 『Alien: Earth』が、オリジナル版『エイリアン』の数十年前、つまり2090年代初頭が舞台になることが明らかになり、一部のファンは不安を募らせていた。ゼノモーフ誕生を描いたリドリー・スコット監督の『プロメテウス』は2093年が舞台で、『Alien: Earth』の設定はこれより前の時代が舞台になることを意味していたからだ。『プロメテウス』と、「エイリアン」における一部の設定が少し曖昧だと指摘する人もいるが、それでも多くのファンは、『Alien: Earth』にゼノモーフがいかなる形でも登場しないのではないかと心配していた。 2024年1月にホーリーは、『プロメテウス』と『エイリアン：コヴェナント』で描かれた生物兵器のバックストーリーから離れることにしたと発言。「それが30分前に作られた生物兵器（ゼノモーフ）だったという考え方は、本質的に自分にとって役に立ちません」と述べ、『Alien: Earth』のストーリーを生み出すときに、『プロメテウス』で描かれたゼノモーフの起源や設定が合わないめ、その世界観を無視することにしたと明かしていた。 『Alien: Earth』は2025年にリリース予定で、シドニー・チャンドラー、アレックス・ロウザー、ティモシー・オリファントが出演。公式タイトルが決定したのは、チームが正式に撮影を終え、まもなく視覚効果の仕上げに入るとホーリーが発表したわずか2ヵ月前だった。『エイリアン』と『エイリアン2』の間が舞台となる「ロムルス」は、全世界のオープニング興行収入が1億ドル超え、勢いのあるスタートを切った。