市川團十郎、歌舞伎に英語台本プラン明かすも「正直迷ってる」
市川團十郎(46)が11日、歌舞伎座「七月大歌舞伎」(7月1日から)の取材会を都内で行った。 円安によるインバウンド需要で歌舞伎にも訪日観光客が増えていることから、英語での台本を用意していることを明かした。 七月大歌舞伎では、1人で13役を演じる「星合世十三團」を上演する。すでにポスター、チラシは一部に英語表記で公演概要を記載しており、台本も英語バージョンを用意しているという。 團十郎は「円安ですから、海外からの観光客の方が多い。おもてなしという言葉があるが、日本人として、海外のお客さまが楽しめるモノとして歌舞伎の存在を高めていきたい。どういうことができるかを考えていくことが大事」。 「口上も、英語入れようかな、って。台本に入れて」と笑顔で話す一方で、「正直、悩んでいる。日本人の方々はどう思うかなって」と苦笑い。実施するかは未定だが、「外国人が多かったら英語で、少なかったら日本語で、とか。7月はそういう挑戦も」と可能性を語った。