得点を喜ぶ（左から）マテウス、西矢、佐々木＝高岡市の高岡スポーツコア

　天皇杯JFA第104回全日本サッカー選手権第2日（26日）1回戦が行われ、富山県代表のJ3・カターレ富山は高岡市の高岡スポーツコアで大阪府代表の関西大と対戦、3―0で下した。4年連続で初戦を突破した。6月12日の2回戦はノエビアスタジアム神戸でJ1・ヴィッセル神戸と対戦する。 　富山は前半23分、PKでFWマテウス・レイリアのシュートがポストにはね返されると、DF西矢慎平がワンタッチから右足で先制点を決めた。その4分後にはMF佐々木陽次（富山市出身）が右足で追加点を奪った。 　後半42分にはいずれも途中出場のDF川上優樹がFW碓井聖生（上市町出身）にボールをつなぎ、碓井からパスを受けたMF髙橋馨希が右足でゴール。チームは今季初めてとなる3得点を挙げ、小田切道治監督は「最高の勝ち方ができた」とうなずいた。 　22日にはルヴァン・カップ1次ラウンド3回戦で神戸をPK戦の末に破った富山。髙橋は「神戸戦に張り詰めて向かって行き、勝ったからこそ、次の試合は気が緩む。神戸戦より気持ちの部分で難しくなると思っていた」とメンタル面でも強さを見せた。 　今後は6月2日にJ3リーグのアスルクラロ沼津戦、5、9日にルヴァン・カッププレーオフラウンドのJ1・北海道コンサドーレ札幌戦、12日に天皇杯2回戦の神戸戦と連戦が続く。佐々木は「ルヴァンもリーグ戦も天皇杯も、全力でチーム全員で戦う」と力を込めた。