【2月のおすすめ献立】食べやすいサイズの恵方巻き&福豆アレンジも!あーぴん先生の季節のご飯
ちょっと時間に余裕のある週末や、家族のお祝いごとがある日、季節の行事の日。旬の食材や行事のいわれを取り入れたご飯を作りたいけれど、いつも献立に迷ってしまう……。そんなママ・パパに向けて、料理家のあーぴん先生が、旬の食材を活かし、レシピもできるだけシンプルに工夫した3品献立を提案してくれる連載。 【写真19枚】3品の作り方を写真で見る!食べ切りサイズの恵方巻きキンパや、いわしや福豆を子ども食べやすくアレンジ! 今回は、2月3日の節分に合わせて「恵方巻」を作ります。海苔1枚を使う太巻きだと、巻くのも食べるのもちょっと大変。小さめサイズで作りやすくしました。節分につきものの「いわし」と「福豆」も、子どもにも食べやすいレシピをご紹介します。
すっかり定着した「恵方巻き」、ほかには何を食べる?
こんにちは。栄養士の道添明子です。さて今回のテーマは2月3日の「節分」。 もともとは、季節の変わり目にあたる立春、立夏、立秋、立冬の前日を全て「節分」と呼びましたが、現在では立春の前日のみを指すようになりました。 節分は豆まきをして邪気を払い、縁起のよいものを食べて、新しい季節を迎えるための行事です。すっかり定番の食べ物になった恵方巻きをはじめ、いわしの唐揚げ、福豆のアレンジ料理の3品をご紹介します。
失敗しない!食べ切りサイズの恵方巻きキンパ
恵方巻きは、その年の恵方(2024年は東北東)を向いて、巻き寿司をひと言も話さずに1本丸かじりして食べ切り、無病息災を願います。西日本で行われていたものが近年全国的に広がりました。 今回のレシピは、海苔を半分に切り、縦に巻いていく「中巻きサイズ」です。この方法だと、破裂したり、ご飯がこぼれたりなどの失敗なく巻けます。今回はお子様でも食べやすい、お肉入りの恵方巻きにしました。 焼肉やにんじんナムルを用意するのが面倒な場合には、カニかまぼこ、きゅうり、たくあん、ツナ缶など火を使わずに用意できる具材でもっと簡単に作ることもできます。 焼肉などこぼれやすい具材はレタスで包むように巻くときれいにできます。牛肉の代わりに豚肉でもOKですよ。 【材料】4本分(中巻き・直径5cm/長さ14cmほど) <ご飯> ・炊きたてご飯 500g ・ごま油 大さじ2 ・塩 少々 <具> ・牛こま切れ肉 100g ・サラダ油 大さじ1 ・焼肉のたれ 大さじ1 ・白いりごま 小さじ2 ・にんじん 1/3本(せん切り) ・ごま油 小さじ1 ・塩・砂糖 ひとつまみ ・たくあん 30g ・きゅうり 1/2本 ・フリルレタス 4枚 ・焼き海苔 全形2枚(半分に切る) 【作り方】 (1)ご飯にごま油、塩を混ぜ合わせる。フライパンにサラダ油を熱し、牛肉を炒めて焼肉のたれで味付けし、白いりごまをふる。せん切りにしたにんじん、ごま油、塩、砂糖を耐熱容器に入れてラップをかけ、600Wの電子レンジで2分加熱し、混ぜる。きゅうり、たくあんは縦に4つ割りにする。 (2)巻きすに、半分に切った焼き海苔を縦に置き、手前を1cm、奥を2cm空けてご飯の1/4量を広げる。奥ののりしろ部分にご飯を数粒おく(ノリの役割をする)。手前にレタスをおく。 (3)レタスの上に焼肉、にんじんをそれぞれ1/4量置き、きゅうり、たくあんを並べる。 (4)最初は手前から焼き肉を包むようにして巻き、一度巻きすの上から力を入れて押さえる。具の部分を巻き込んだら滑らせるようにして巻き、巻き終わりを下にしておく。器に盛り付け、本来は切らずに食べる。