インドの寺院に本物そっくりの「ロボット象」、動物虐待防止が目的
インド南部ティルバナンタプラムの寺院で宗教儀式が行われ、本物のゾウのようなロボットが姿を見せた。動物虐待防止が目的だという。 この「ロボット象」は高さ3メートル、重さ800キロ。耳と尻尾を動かすことができる。 動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)」のインド支部によると、ロボットは「生きているゾウを所有したり、使ったりしないという寺院の決定をたたえ」て寄贈され、「寺院での儀式を安全かつ残酷でない方法で執り行うために使用される」という。 ケララ州の法律では、ゾウは5時間の行進の後は少なくとも12時間、移動の場合は5時間休息を取ることが義務付けられている。しかし、飼育されているゾウは厳しい訓練や劣悪な環境のために苦しむことが多い。 (ナレーションなし)