ソフトバンクG出資の米ガラスメーカーが破産申請、債務再編案示す
(ブルームバーグ): ソフトバンクグループが出資するガラスメーカーの米ビューは2日、連邦破産法11条の適用を申請し、3億5900万ドル(約544億円)の債務減免と引き換えに経営再建後の全株式を債権者に提供する提案を示した。
ビューは発表資料で、全てのタームローン債権保有者と90%の社債保有者がこの提案を支持しており、45日以内に最終的な裁判所の承認が得られる可能性があると説明した。同社は屋外からの熱や日差しの量を自動的に調節する「ダイナミックガラス」を製造している。
デラウェア州ウィルミントンの連邦破産裁判所に2日提出された破産申請書によると、ビューの資産は2億9100万ドル、最大の無担保債務は社債関連の2億2200万ドル。
投資会社のキャンター・フィッツジェラルドとRXRリアルティは、ビューの破産申請を含む再建案を支持することで合意。発表資料によると、両社はビューにDIPファイナンス(つなぎ融資)を提供するグループにも参加している。
ビューは破産手続き中も業務を継続し、取引先への支払いと顧客へのサービスも続けるとしている。
原題:SoftBank-Backed Window Maker Files Bankruptcy to Cut Debt (1)(抜粋)
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Steven Church