結論を持ち越し 堀井学議員の処遇を協議 “裏金問題”でお詫び行脚を続ける議員も 北海道
STVニュース北海道
堀井学議員について19日、自民党・北海道9区が会合を開き、次の衆院選に向けた処遇を協議しました。 一部からは別の候補者を立てるべきとの意見も出ましたが、結論は持ち越されました。 (青柳記者)「次の選挙の候補者についての話し合いがこちらの建物で開かれています」 19日、苫小牧市内に自民党・北海道9区の役員が集まりました。 理由は堀井学議員の処遇です。 堀井議員は、派閥から収支報告書に記載のない2000万円余りのキックバックを受け取り、党の役職停止処分を受けました。 こうした問題などを受けて先月、苫小牧支部が次の衆院選の候補者とは認めないとする文書を各支部に送り、「堀井降ろし」への賛同を呼び掛けたのです。 堀井議員本人が不在の中で開かれた会合には、23支部のうち18支部が出席しましたが、結論は持ち越されました。 (自民党浦河支部 上田正則支部長)「はっきり言ったから。支えるつもりなんかないって」 (自民党道9区 藤沢澄雄支部長代行)「現職であるので、辞めてほしい、降ろすべきだということを軽々に言うべきではないという意見もありました」 地元の有権者は… (苫小牧市民)「私は政治家として認めていない」 (苫小牧市民)「こうやって雲隠れしてうやむやにするんだったら応援できない」 自民党道9区は、堀井議員の意向も確認したうえで、来月末に開く総会で改めて処遇を協議する方針です。 一方、キックバックを巡り、お詫び行脚を続ける議員も。 札幌市内のセミナーに姿を見せたのは、橋本聖子議員です。 (橋本聖子議員)「ご迷惑をおかけしてこの場をお借りして深くお詫びを申し上げます」 (橋本聖子議員)「時間がかかりますけどひとつひとつ丁寧に説明を行って、信頼回復に努めていきたいと思います」 990万円を受け取っていた和田義明議員は問題の発覚後、初めて公の場で地元の支援者に釈明しました。 (和田義明議員)「不記載の分も含めて決してやましいことには使っていません。すべて政治活動に使った。心からお詫びを申し上げます。誠に申し訳ありませんでした」 その後、和田議員は報道陣を避けるように会場をあとにしました。 いまだ説明を尽くしたとは言えない自民党の議員たち。 その姿勢に有権者からは厳しい目線が送られています。