【日本ダービー】サンライズアース 絶好1枠1番も「外枠で良かったのに」過去20年で5頭がV
「日本ダービー・G1」(26日、東京) 過去20年で13年キズナ、19年ロジャーバローズなど5頭が頂点をつかみ、2着3回、3着1回の好成績を誇る最内1枠1番。ゲットしたのはサンライズアースだ。皆が欲しがる好枠だが、「内枠か…と。外枠で良かったのに」と金折助手は苦笑いする。 外めをゆったり走らせたいタイプ。「内でためていく馬じゃない。大跳びだし、ノビノビと走らせたい。4角で中団よりも後ろだと勝負にならないし、早めに外へ持ち出してもらってスパートするしかないかな」。レースを思い描き、「乗り役に2週続けて乗ってもらって、分かってくれているので」とテン乗りの池添に託した。 皐月賞は4角で外へヨレる場面もあって12着に敗れた。休養を挟み、「前回よりも落ち着いているし、皐月賞みたいにぶっ飛ぶことはない。あれも、裏を返せば余力があるということ。余力のないように騎乗してもらえれば」と前走以上を強調した。追い切り翌日の木曜は運動で体をほぐし「恐ろしく元気」と体調の良さに胸を張った。 04年に祖父キングカメハメハが、17年には父レイデオロが制した舞台を「スタミナがあって距離延長はいい。最初から皐月賞よりもダービー狙いだったから」と仕上げ人は歓迎する。史上初の親子3代ダービー制覇を狙う。