富山県内の献血、能登半島地震後に大幅増 23年度例年並み確保
県と県赤十字血液センターは29日、県民会館で県献血推進協議会を開き、2023年度の献血状況はおおむね計画通りに進んでいることを報告した。同センターによると、1日の能登半島地震発生後、マリエ献血ルーム(富山市桜町)などで協力者数が大幅に増えているという。 同センターは「地震の発生により、献血意識が高まったとみられる」と述べ、若い世代にも参加してもらえるよう、大学での献血事業や啓発活動に引き続き取り組んでいくと説明した。 地震の影響で、被害が大きかった氷見市や高岡の一部地域では献血事業が実施できない状況が続いているが、東海北陸7県を中心に融通し合い、最終的には必要量を確保できる見通し。 23年度の協力者数は3万7212人の見込み。22年度より981人多く、目標人数も1262人上回っている。