医療的ケア児者の避難、課題探る 児童と家族、福祉関係者ら訓練 福島県いわき市
重症心身障がい児者・医療的ケア児者の避難訓練は25日、福島県いわき市の県立平支援学校体育館で行われ、福祉避難所開設の課題などについて探った。 いわき市重症心身障がい児(者)と家族の会スマイルリボン(笠間真紀代表)の主催。自然災害で医療的ケア児が福祉避難所に避難した事態を想定し、環境面や物資面、受け入れ体制づくりの課題を検討するのが狙い。医療的ケア児本人と家族、医師、市の担当者、デイサービスや医療機器メーカーの関係者ら25人が参加した。 避難所内でのテントの組み立てをはじめ、テント内への人工呼吸器・蓄電池の運搬・搬入、暑さ対策として本人への水分補給などの訓練に取り組んだ。訓練を踏まえ、参加者が福祉避難所運営の課題について話し合った。 同会は医療的ケア児を対象とした訓練を毎年開いている。 (いわき版)