不登校児童生徒の家庭学習について考えよう 仙台で11月10日にシンポジウム
不登校児童生徒との向き合い方や家庭学習について考えるシンポジウムが10日、仙台市青葉区の第一学院高仙台キャンパスで開かれる。市内を中心に活動する民間8団体でつくる「仙台みやぎフリースクールネットワーク」の主催。 「家庭での学習と生活対応」をテーマに、5団体が不登校の状況に合わせた家庭学習の進め方や学校以外の学び場の活用など実例を交えて紹介する。終了後は個別相談に応じる。 文部科学省が10月に公表した2023年度の児童生徒問題行動・不登校調査の結果によると、1000人当たりの不登校児童生徒数は宮城県が4年ぶりに全国最多の46・7人だった。仙台市は20政令市の平均(39・1人)をやや上回る40・7人。 ネットワーク代表を務める民間学習施設「あすと長町高等学院」の石川昌征学院長は「(学校や民間施設など何らかの)支援と結び付いていないケースが増えている」と懸念。不登校による学習の遅れで学校にさらに行きづらくなり、今の時期は保護者も対応に行き詰まりを感じるころだとし「子どもに合った学習内容や方法を考えるきっかけにしてほしい」と呼びかける。 午前10時~正午。参加無料。QRコードか電話で申し込む。定員30人。連絡先は、あすと長町高等学院022(249)4023。
河北新報