【巨人】スガコバ無双復活の7回0封で菅野初勝利! 8回は中川が抑え、9回大勢が160キロ完封リレー!
◆JERAセ・リーグ 中日0―2巨人(4日・バンテリンドーム) 巨人がスガコバ無双で快勝し、連敗を3で止めた。今季初先発した菅野智之投手が7回4安打無失点。657日ぶりに再結成されたスガコバが中日打線を封じ勝率を5割に戻した。 【写真】9回に圧巻の投球を見せた大勢 菅野は初回、先頭の中日・三好に四球を与えた。続く田中の犠打でいきなり得点圏に走者を背負ったが、高橋周平を左飛、中田翔を中飛にねじ伏せ、得点を許さなかった。 2&3回はテンポ良く3者凡退に抑えると、4回1死から髙橋に初安打を中前に運ばれたが、続く中田を三ゴロ併殺に仕留めた。中田に対しては初球151キロ直球を内角へ。2球目は外角へ外れるカットボール。3球目の外角ストライクゾーンへのカットボールで引っかけさせた。ベテランバッテリーらしい、熟練の投球術が光った。 5回も1死から安打を許したが、今度は木下を二ゴロ併殺打に抑えた。6回は無死一塁から、代打・大島を二塁へのライナーで併殺に。この試合3個目のゲッツーが完成した瞬間に、右腕が思わず吠えた。7回は3者凡退に抑えた。 打線も3回無死一、二塁から門脇誠内野手がきっちりと犠打を決めて二、三塁に。3連敗中はナインが送りバントを失敗する場面が目立ったが、2番打者が「つなぎ役」の仕事を果たすと、続く丸佳浩外野手の遊ゴロの間に、1点を先制した。4番・岡本和真内野手に適時二塁打も飛び出し、リードを2点に広げた。 2ー0の8回裏、菅野のあとを任されたのが中川皓太投手。今季はすでに勝ち越し弾&サヨナラアーチを浴び、2敗を喫しているリリーフ左腕だったが、阿部慎之助監督の信頼は揺るがなかった。この日はその期待に応え、3者凡退に抑えた。 9回は大勢が160キロを連発! 自己最速を1キロ更新する圧巻の投球で3者凡退締め。チームの連敗を3で止めた。今季の3勝はすべて完封勝利。投手陣の奮投が光っている。
報知新聞社