かつての輝きは…戦力外となった大物(4)侍Jでも躍動した元レギュラー
プロ野球の世界では、毎年ドラフト会議によって晴れてプロ入りを勝ち取る選手がいる。その一方、現役引退や戦力外通告などで球界を去る選手も存在する。特に今オフは、輝かしい実績を誇る選手も、多く非情宣告を受けることとなった。そこで今回は、戦力となった大物選手を紹介したい。
上林誠知
・投打:右投左打 ・身長/体重:185cm/90kg ・生年月日:1995年8月1日 ・経歴:仙台育英高 ・ドラフト:2013年ドラフト4位 2018年には22本塁打を放つなど、レギュラーとして活躍した実績を持つ上林誠知。しかし、近年は不本意なシーズンが続いており、今オフには戦力外通告を受けた。 2013年ドラフト4位で福岡ソフトバンクホークスに入団すると、高卒4年目の2017年に外野のレギュラーに定着。同年は134試合に出場し、打率.260、13本塁打、51打点、12盗塁の好成績をマーク。 さらに翌2018年は全143試合に出場し、打率.270、22本塁打、62打点、13盗塁と前年を上回る数字を残した。 ところが、2019年から3年連続で打率1割台に沈むなど、その後は打撃面で苦しんだ。2022年は開幕スタメンを奪取し、打率3割超と復調の気配を見せていたが、右アキレス腱断裂により無念の長期離脱を強いられた。 今季は56試合の出場で打率.185と寂しい数字に。クライマックスシリーズ(CS)ではスタメン起用もあったが、シーズン終了後に戦力外通告を受けた。 その後、中日ドラゴンズへの加入が決定。28歳とまだ若く、外野守備にも定評があるだけに、新天地での再起に期待がかかる。
ベースボールチャンネル編集部