ヤクルト・佐藤由規氏がコーチで球団復帰 吉岡雄二氏、寺内崇幸氏も入閣
ヤクルトは31日、今季独立リーグ、ルートインBCリーグ埼玉で投手兼任コーチだった佐藤由規氏(34)、今季まで独立リーグの日本海リーグ富山で監督を務めた吉岡雄二氏(53)、BC栃木で監督を務めた寺内崇幸氏(41)がコーチに就任すると発表した。具体的な肩書は後日発表される。 【写真】ヤクルト投手時代の佐藤由規氏。目を潤ませると、つば九郎がアシスト 佐藤由規氏は来季7年ぶりの古巣復帰となる。故障から復活し、楽天、独立リーグと渡り歩くなど経験豊富。チーム防御率3・64がリーグワーストの投手陣再建は急務で、若手投手の育成を担当する。この日は、秋季練習を行っていた神宮外苑を訪れ、高津監督らにあいさつ。「選手とも、首脳陣とも密にコミュニケーションを取っていい方向へと導けるようにしていかないといけない。1軍で長く活躍できるような選手を送り込むことが目標」と決意を明かした。 打撃部門を任される吉岡氏は東京・帝京高から1990年にドラフト3位で投手として巨人に入団し、93年から野手に転向。97年に近鉄に移籍し「いてまえ打線」の一角として2001年のリーグ制覇に貢献した。内野守備走塁部門を任される寺内氏は、栃木工高からJR東日本を経て、07年にドラフト6位で巨人に入団。18年限りで現役引退後に独立リーグで指導にあたってきた。吉岡コーチ、寺内コーチは11月2―17日に行われる松山秋季キャンプで指導を行う予定だ。