首位を追うヴィクトリーナ姫路と大阪マーヴェラスが激突。SVリーグ 女子第6節
しかし、第3セット以降は主導権を握られ、「サーブで相手を崩して流れを持ってくる」という形にできなかった姫路は、相手の強打、ブロック、サービスエースを止めることができず1-3で敗戦。連勝は「5」でストップし、今季2敗目を喫した。
翌日のGAME2、姫路はセットカウント1-2で第4セットを迎え、リードされる苦しい展開。しかし、チャッチュオンが、スパイクやブロックを連続で決めて逆転。このセットを奪い返す。2-2で迎えた最終第5セットも、チャッチュオン、井上、田中咲希らの活躍で取り、デンソーの開幕からの連勝記録を「9」でストップさせた。
一方の大阪MVは第4節で、デンソーに連敗を喫したものの、前節は5勝1敗と好調のAstemoリヴァーレ茨城と対戦し、連勝を収めた。
GAME1はアタックで林琴奈の17点を始め、田中瑞稀が13点、蓑輪幸、リセ ファンヘッケ、大山遼が9点とスタメンの選手がバランス良くポイントをあげると、ブロックでもファンヘッケ、大山、林、蓑輪で計12点をあげる活躍。1セットは奪われたものの、3-1で勝利を収めると、翌日のGAME2でも勢いは加速。わずか1時間31分でストレート勝ちを収め、安定した強さを見せた。
試合のポイントは、姫路が大阪MVを自由に攻撃させないことだろう。大阪MVのどこからでも点が取れる攻撃を防ぐには、リベロの西崎愛菜や林の安定したレシーブをいかにサーブで崩すか。一方の大阪MVも、井上やチャッチュオンの強打をいかに防ぐために、サーブやブロックが重要となる。サーブで主導権を握ったチームが有利に試合を進めそうだ。
◆第5節終了時 順位表 1位 デンソー 9勝1敗 2位 大阪MV 6勝2敗 3位 埼玉上尾 6勝2敗 4位 姫路 6勝2敗 5位 Astemo 5勝3敗 6位 PFU 6勝4敗 7位 SAGA久光 5勝5敗 8位 NEC川崎 4勝4敗 9位 岡山 3勝3敗 10位 東レ滋賀 4勝6敗 11位 刈谷 3勝5敗 12位 A山形 2勝8敗 13位 KUROBE 1勝9敗 14位 群馬 0勝6敗
J SPORTS 編集部