「水通し漏れたら直すの繰り返し」輪島市で本格的な水道復旧始まる
能登半島地震の影響で断水が続いている輪島市では19日から本格的な水道の復旧工事が行われています。 JNN取材団 園浩敬 記者 「輪島市内の道路では、東京都水道局の応援も入っての復旧作業が行われています」 断水が続いている輪島市では、18日から水道管の漏水調査が行われ、19日からは復旧工事が始まっています。地震の被害範囲が広いことに加え、道路事情が悪いことから部品の確保もままならず作業が中断することも… 東京都水道局 宮崎浩司さん 「1か所ずつ直していかないと漏水は分からないので、少しずつ水を通して漏れていたら直すの繰り返しになる」 20日は重機を使って漏水箇所を掘り起こし配管をつなぐ作業も行われました。 石川県内では19日現在、ほぼ全域で断水しているのが珠洲市、輪島市、能登町、穴水町、七尾市、志賀町の6つの市と町で、羽咋市と内灘町の一部でも水が出ない状況が続いていて、依然およそ5万戸で断水しています。輪島市では3月中の全面復旧を目指していますが、下水道でも半分以上が被害を受けていると見られ、市民への影響はしばらく続きそうです。
北陸放送