ずっと着られる「コート」は”クセ”も”流行”もない一枚。普通だからこそ「定番」になってくれる【モデルはまじ✕スタイリスト福田麻琴】
定番コートは着方で工夫してフレッシュに。たとえば今の空気感なら、きちんと感とラフさのバランスが取れた着こなしを
はまじ:選んでくれたコートもドロップショルダーでかっちりしすぎず、中に着たシャツはきれいめだけど、裾を出してほどよくラフ。足元もパンプスではなくローファーで。このくらいのきちんと感とラフさのバランスが、今はちょうどいい気がしていて。やっぱりまこちんのコーディネート、好きだな。 麻琴:ありがとう。でも、コーディネートのバランス感に共感してくれたのはなんでなの? はまじ:私自身が、ということもあるし、今の時代の空気もあると思うんだけど、ビシッと隙のないヘアメイクすることって減ってきたじゃない? 特に私はプライベートはノーメイクのことも多いから、そうなると服はきちんとコンサバよりは多少ラフなくらいがちょうどいいんだよね。というか、気負わないコーディネートが好き、ということもあって。 麻琴:なるほどね! 無理して服に自分を合わせず、服を自分に近づけるはまじの考え、好きだよ。長くおしゃれを楽しむなら、無理しないってポイント。着方で工夫するという意味では、合わせるアイテムはもちろんだけど、コート自体の着方を変えるのもあるよね。 はまじ:コートのボタンやベルトを締めて着るってあまりなかったけれど、新鮮だし、きれいだね~。 麻琴:熟練の職人さんが一枚一枚手仕事で仕上げているし、生地もこだわっているから、ベルトを締めたときも変なシワが寄ったり、シルエットが崩れることなくキレイに着られる。これはサンヨーコートの匠の技が集結した一枚だからこそ。この美しさや着心地、細部のこだわりは着た人だけが味わえる特権だと思うな。 はまじ:このコートなら、着心地といい、込められた思いや技術といい、一生着ていきたいと思える一枚だね。 次回は老若男女の定番アイテムともいえる「白シャツ」を掘り下げます! 撮影/田形千紘 スタイリング/福田麻琴 ヘア&メイク/TOMIE 構成・文/幸山梨奈
浜島 直子,福田 麻琴