【イベントレポート】目黒蓮「わた婚」は「役者人生の大きな学び」、ヨコハマ映画祭で最優秀新人賞に輝く
第45回ヨコハマ映画祭の表彰式が本日2月4日に神奈川・関内ホールで行われ、最優秀新人賞を受賞した目黒蓮(Snow Man)と堀田真由が登壇した。 【写真】「バカ塗りの娘」で最優秀新人賞を受賞した堀田真由 ヨコハマ映画祭は1980年に始まった映画ファンのための祭典。「わたしの幸せな結婚」「月の満ち欠け」の演技が評価された目黒は、受賞が決まり映画祭の成り立ちを調べたそう。地元の映画好きが自主的に立ち上げた映画祭であることから「そんな愛のある映画祭での受賞を本当にうれしく思います。ありがとうございました」と挨拶する。 同映画祭への初参加については「会場に着いて気付いたらステージに上がっていて、何をしゃべったらいいかわからないのが正直な気持ち」と笑みをこぼした目黒。MCから「外見も内面も美しい人物。どう演じようと考えられた?」と尋ねられると、「最初は美しく演じないといけないのかなと思ってたんですけど、監督の塚原(あゆ子)さんからリアルの大切さを教えていただいて。『お芝居ってきれいである必要はないよ』と。それは僕の役者人生にとってすごく大きな学びになり、いい経験をさせていただきました」と明かす。 目黒はさらに「月の満ち欠け」にも触れながら、この2作について「自分がこれからどういう方向に向かいたいのか、向かうべきかなのか定まった作品」とコメント。今後の展望を「今は26歳。20代のうちにいろんな経験をたくさんできればいいなと思ってます」と語った。 「バカ塗りの娘」で受賞した堀田が「このお仕事を始めて作品で賞をいただくのが初めてです」と明かすと会場から大きな拍手が。そして監督の鶴岡慧子をはじめとしたスタッフや共演者、ファンへの感謝を述べる。劇中の「津軽塗はやればやるほど面白くてやめられなくなってしまうから、やり続けること」というセリフを紹介し、「もの作りに携わる人間として、すごく心に響いた言葉でした。これからも自分らしく前進していけたら。よろしくお願いします」と話した。 撮影では3週間、舞台となる青森の弘前市に滞在したそうで、堀田は「お休みの日もあったんですが、東京に帰らずに体を弘前になじませることから始めて。監督からは『もっとぼんやり生きてください』と言われました」と笑って振り返る。これから目指す俳優像を聞かれると「お芝居が大好き。大きな目標は作らずに、自分なりに目の前にあることを丁寧に1つひとつやっていけたらと思います」と答えた。 映画ナタリーでは表彰式の模様を追ってレポートする。