<香川沙耶>10頭身モデル、声とのギャップで男性ファン拡大! 「自分の声を昔より好きになった」
「祖父母に愛をもらって、とても満たされ、恵まれて育ちました。私のベースはほとんどフィリピン。言葉は日本に来てから勉強しました。小学3年の終わりごろ、いきなり日本の学校に入ったんです。大変でしたが、いいタイミングだったと思います。シャイではあったけれど、自分の意見を相手に伝えたい気持ちが強かったので、言葉はすぐに覚えられました。ただ、書くことと、敬語には苦労しましたね」
高校生のころの夢は保育士だった。しかし、街を歩くと芸能界へスカウトされるようになり、現在の所属事務所からは同じ日に2回、声をかけられたという。
「1日に2回、同じ事務所の別の人から声をかけられるのは初めてだったので縁があるなと思って、決めました。それからモデルの仕事、一本です。アルバイトもしたことがなく、これしかやったことがないので不安になることもありましたが、最近は長く続けられるってすごいことなんじゃないのかなと自信になってきています」
◇ギャルモデルをへて健康美で一躍注目
モデルデビュー後は約半年でギャル雑誌の専属モデルに。当時を「私自身はギャルではなかったので、マルキュー(ギャルの聖地とされたファッションビルSHIBUYA109)のブランドを一生懸命覚えて、カラコンを入れて、髪もブリーチしました」と懐かしそうに振り返った。
20歳のころには、健康的な美しさを競う「ベストボディ・ジャパン」の全国大会で総合優勝し、“10頭身”というスタイルの良さと相まって注目を浴びた。
「当時は、若くて、自分がなにを発信できるかも分かっておらず、なんでもやります!という時期でした。どうしても勝ちたかったので、大会の半年ぐらい前から毎日1回2時間のトレーニングを朝晩、頑張りました。『重いものを、あともうちょっとの力で持ち上げる』という感覚が、私にとても合っていて、いまでも定期的に続けています」
*……写真集「SUERTE(スエルテ)」は、香川さんが「行ってみたかった」というフィリピンのエル・ニドで撮影した。「スエルテ」は香川さんの祖母がよく使っていた言葉。「『これをやるとスエルテだよ、縁起がいいよ』と、よく言っていました。とても好きな言葉です。みなさんもポジティブに、ハッピーになってほしいという思いを込めました」。A4判、96ページ。4400円。電子書籍版も発売中。