男子・照屋、女子・小西V 駅構内で華麗な技 ビリヤード北陸オープン
ビリヤード第35回北陸オープン(NBA北陸ビリヤード連盟、富山新聞社主催)の決勝トーナメントが20日、富山駅で行われ、男子は決勝で照屋勝司(JPBA関東)が羅立文(同)を8-7で下して優勝し、女子は小西さみあ(JPBA東日本支部)が村松さくら(同)を7-6で破り、栄冠を手にした。選手は駅構内を会場とした初の大会を喜び、大勢の観客の前で華麗な技を披露した。 【写真】熱戦に見入る駅利用者=富山駅 19日に富山、石川県内で行われた予選で勝ち上がった男子16人、女子8人が、新幹線改札前のイベントスペースに置かれた4台のビリヤード台で勝負を競った。会場は大勢の観客でにぎわい、2階デッキから観戦する人の姿もあった。 富山市の会社員津田章太郎さん(59)は「生で見るのは初めてだが、面白い」と話した。神奈川県の会社員上野善紀さん(67)は「駅でビリヤードをやるのは珍しく、興味を持つ人も増えると思う」と語った。 出場した栗林美幸プロは「駅で競技するのは初めて。いろいろな人に見てもらえ、モチベーションが上がった」と話した。 開会式で新田八朗知事と山本徹富山県議会議長があいさつした。 ●キッズ教室も人気 会場では親子を対象にした教室「キッズビリヤード」も開かれた。参加した児童らは、ボールを突いてポケットに入れたり、的を目指してボールを突いたりして、競技の楽しさに触れた。 広島県の小学3年生大塚依央さんは「思い通りに球がポケットに入ったときは楽しかった」とほほ笑んだ。 ◇男子▽1回戦 ジュリアン・セラディラ8―6田代亮太、照屋勝司8―3嶋野聖大、林武志8―7高木悠次、川上善広8―5小原洋平、赤狩山幸男8―5高橋邦彦、神箸渓心8―2神尾啓、羅立文8―3木原弘貴、東條紘典8―4北谷英貴▽準々決勝 照屋勝司8―7ジュリアン・セラディラ、川上善広8―7林武志、神箸渓心8―6赤狩山幸男、羅立文8―1東條紘典▽準決勝 照屋勝司8―6川上善広、羅立文8―3神箸渓心▽決勝 照屋勝司8―7羅立文 ◇女子▽準々決勝 村松さくら7―1夕川景子、谷みいな7―4山内公子、小西さみあ7―1栗林美幸、久保田知子7―6河原千尋▽準決勝 村松さくら7―4谷みいな、小西さみあ7―3久保田知子▽決勝 小西さみあ7―6村松さくら