菅野美穂“ゆりあ”が木戸大聖“優弥”に抱いた複雑な感情に「幸せパートに戻してください」と懇願する声<ゆりあ先生の赤い糸>
菅野美穂が主演を務める木曜ドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」(毎週木曜夜9:00‐9:54、テレビ朝日系)の第6話が11月23日に放送。第6話では、優弥(木戸大聖)との距離がグッと近づく一方で、複雑な感情を抱いてしまったゆりあ(菅野)の姿が描かれた。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】まだまだ続くゆりあ(菅野美穂)VS稟久(鈴鹿央士) ■「ゆりあ先生の赤い糸」とは 同ドラマは、2023年の「第27回手塚治虫文化賞」で頂点となる「マンガ大賞」に輝いた入江喜和の「ゆりあ先生の赤い糸」(講談社)が原作。夫の介護、愛人との同居、嫁しゅうとめ問題などを痛快に乗り越える、かつてない地味でタフで明るい、平凡な“主婦ヒロイン”の姿を描く。 ■「ゆりあ先生の赤い糸」第6話を振り返る いまだ言葉も話せず寝たきりの状態ではあるものの、昏睡状態からは目覚めて徐々に回復の兆しを見せる夫・伊沢吾良(田中哲司)。同居する夫の“彼氏”・箭内稟久(鈴鹿央士)や夫の“彼女”・小山田みちる(松岡茉優)、夫の“隠し子”かもしれないみちるの娘たちとともに介護に勤しむ一方、主婦・伊沢ゆりあはワンオペで息子を育てる若き便利屋・伴優弥との“禁断の恋”にのめり込んでいく。 その矢先、みちるの長女・小山田まに(白山乃愛)と一緒にバレエを習い始めたゆりあは、みちる親子と別居中のDV夫・小山田源(前原滉)が教室の前をうろつく姿を目撃する。娘に会いたくても、みちるに無視され続け、つい無断で怪しい行動に出てしまったという源。まにのためにも、ゆりあは小山田夫婦に話し合いの場を持たせようとする。 一方、稟久も“あらぬ行動”に出る。どんな魂胆か、何かにつけてトラブルメーカーである吾良の妹・伊沢志生里(宮澤エマ)に、自分が吾良の恋人だということはおろか、ゆりあが浮気中であることまでもリーク。しかも、裏事情を知った志生里が暴走し、 ゆりあに“とんでもない提案”を投げ掛ける。 ■ゆりあVS稟久はまだまだ終わらない 前回放送の第5話で激しい肉弾戦を繰り広げたゆりあと稟久。第6話では、肉弾戦はなかったが、ゆりあと稟久の戦いは終わっていなかった。 ゆりあに好きな人がいると知った稟久は、ゆりあにも遠慮する必要がないと言ったり、ゆりあらの前で吾良の頬にキスしたりと、本当に容赦がない。 一方、ゆりあは気まずいとは思いながらも、稟久の前では特に反応することもしなかった。それどころか、志生里のとんでもない提案に巻き込まれそうになっている稟久を心配し、真相を確かめようとするのだ。 恋に浮かれながらもしっかりと対応をするゆりあ。そんなゆりあに稟久は何度、感情を振り回され、歯を食いしばったか分からない。このことからも分かるように、吾良が完全に回復しない限り、この先もゆりあVS稟久は終わらないだろう。 ■ゆりあは幸せな瞬間をかみ締める いろいろな問題を抱えているゆりあにとって、優弥や優弥の息子・優里亜(佐藤大空)と過ごす時間が特別だった。 だからこそ、優弥らと遊ぶ時間がはかないものに感じたのだろう。好きな人と神社へ行き、好きな人に自分の手料理を食べてもらう。ただそれだけのことが、ゆりあにとって本当に幸せに感じたのだ。 吾良とは満たせなかったことが、優弥とは満たされる。ただ純粋にゆりあが発した幸せで涙が出るという言葉に、このまま時が止まればいいのにと考えた人もいるだろう。 ■優弥がゆりあに自分は不良品だと打ち明ける ひょんなことから優弥の父・博(宮藤官九郎)と初対面を果たしたゆりあ。博から、ほどほどに遊んだら優弥のことは手放してほしいと告げられる。遊びではないと反論するゆりあだったが、博から結婚前提ではないことを指摘され、覚悟を決めたように「はい」と答える。 その後、優弥と2人きりになったゆりあは、この間の続きをしようと、優弥とホテルに行くことに。しかし、優弥とゆりあは最後まではすることができなかった。 博の言葉を思い出しながら、自分がおばさんだからできなかったのだと落ち込むゆりあ。そんなゆりあに優弥は、過去のバイク事故のせいで性機能障害を抱えており、自分自身が“不良品”だから最後まですることができなかったのだと打ち明ける。 そんな優弥を慰めるように抱き締めるゆりあと、子犬のようにうれしそうにじゃれつく優弥の姿に、X(旧Twitter)では「このカップル尊い…」「時が止まればいいのに」「幸せになってほしい」という声が上がる。 その一方で、帰り道に優弥は運命じゃなかったと複雑な思いを抱えてしまったゆりあを目にし、「幸せパートに戻してください」「いちゃいちゃしてて」「求む優弥パート」という視聴者が続出した。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部