新米1トン盗まれる 窃盗疑いで捜査 福島県の白河署
福島県白河市の40代男性が所有している倉庫から、収穫したばかりの福島県オリジナル品種「天のつぶ」の玄米約1トンが盗まれていたことが28日、分かった。男性によると、被害額は少なくとも40万円に上るという。 関係者によると、白河署管内の別の場所でも新米が盗まれたという。同署は窃盗容疑で捜査するとともに関連を調べている。 男性の話では、27日午前5時ごろ、施錠していた倉庫のドアの一部が壊され、収納袋3袋が破られているのに気付いた。中の玄米がなくなり、周辺には米粒が散らばっていた。26日午後7時ごろには、異常はなかったという。 男性は「毎年大変な思いをして生産している。被害が広がらないよう一日も早く犯人を捕まえてほしい」と悲痛な表情で語った。 県内では今月、須賀川市でもコメの盗難が明らかになっており、各署が警戒を強めている。