来春卒予定高校生の採用活動始まる 福島県内の企業、就職試験本格化
来春卒業予定の高校生に対する企業の採用活動が16日に解禁され、祝日明けの17日、福島県内で就職試験が本格化した。 JAふくしま未来は福島市の本店と南相馬市のそうま地区本部で筆記試験と集団面接を行い、合わせて11人が受験した。後日、個人面接を実施した上で10月上旬までに内定を出す方針。大卒、短大卒、専門学校卒を含め例年並みの20人の採用を予定しているという。 福島労働局によると、来春卒業の高校生に対する求人倍率は7月末時点で2・58倍。前年同期を0・06ポイント上回り、記録が残る1993(平成5)年3月以降、最高となっている。 一方、少子化や進学率向上を背景に求人を減らしている企業もあり、求人数は前年比19人減の8661人で4年ぶりに減少した。業種別では製造が3531人で最も多く、建設が1738人、卸小売が991人、医療・福祉が691人。求職者は前年より85人少ない3356人となっている。