音楽劇『空中ブランコのりのキキ』開幕 咲妃みゆ、松岡広大、瀬奈じゅん、野上絹代のコメント&舞台写真到着
せたがやアートファーム2024 音楽劇『空中ブランコのりのキキ』が、8月6日に東京・世田谷パブリックシアターで初日を迎えた。 【全ての写真】本格的なサーカスパフォーマンスが届けられる音楽劇『空中ブランコのりのキキ』(全12枚) 『空中ブランコのりのキキ』は、世田谷パブリックシアターで新たにスタートした夏のアートフェスティバル「せたがやアートファーム」のメインプログラム。別役実の童話『空中ブランコのりのキキ』、『愛のサーカス(山猫理髪店より)』、絵本『丘の上の人殺しの家』を原作に、劇団「快快」の俳優・振付家・演出家であり、劇団活動のみならず演劇、ファッション、ダンスを股に掛ける野上絹代が1本の音楽劇として再構築し、同じく「快快」の脚本家・演出家であり、第57回岸田國士戯曲賞・最終候補となるなど気鋭の北川陽子が脚本を、多くのアーティストやメディアに音楽・リミックスを提供し活躍するオオルタイチが音楽を手がける。 咲妃みゆ、松岡広大、玉置孝匡、永島敬三、田中美希恵、谷本充弘、馬場亮成、山下麗奈、そして瀬奈じゅんといったキャストに加え、吉田亜希(エアリアル)、サカトモコ(ブランコ)、長谷川愛実(エアリアル)、吉川健斗(ジャグリング、タイトロープ)、目黒宏次郎(テトラ)といった、日本サーカス界を牽引するサーカスアーティストも出演。「ながめくらしつ」主宰の目黒陽介をサーカス演出監修に迎え、本格的なサーカスパフォーマンスが届けられる。 構成・演出の野上は、「開幕に際して思い出すのは稽古初日です。はじめに皆さんの自己紹介を聞いて“なんてかけがえのない人生を歩んできた方々がここに集ってくれたのだろう”と感動したのを覚えています」と振り返り、「2024年夏、世田谷パブリックシアターでこの座組でしか作れない舞台を別役さんの童話をお借りして観客の皆さんと実現できることがとても幸せです。ぜひ、“まるで世界”のようなこの舞台を一緒に創造してください」とコメントした。 また咲妃は「我々、約1カ月半前が初めましてだったとは思えない程、絹代さんを主軸に優しい絆で結ばれたチームになれたと思います。大千穐楽まで、心強い仲間たちと笑顔いっぱい駆け抜けたいです!」と意気込み、松岡は「初めて演劇に触れる方も、よくご覧になる方も、あっと言わせる仕掛けと人生に対する刺激が沢山あります。そして皆さまの想像力によって刺激は倍増しますし、自分自身に役立つ“なにか”が、この作品にはあります。沢山のお客さまと出会えますように。劇場でお待ちしております」と呼びかけた。 『空中ブランコのりのキキ』は、8月18日(日) まで同所で上演後、8月31日(土) に兵庫・アクリエひめじ 中ホールでツアー公演が行われる予定だ。