旭川・買物公園 電動カートを2ルートで運行 8月14~27日、社会実験
旭川平和通買物公園の商店主や市民らでつくる「買物公園エリアプラットフォーム」(事務局・旭川市)は、今夏に買物公園で行う社会実験の内容を固めた。低速で走る電動カートは買物公園上と周辺を巡る2ルートで運行する計画。買物公園に設けた四つのゾーンでは、場所の特徴に沿って立ち飲みができるテーブルやチョークでお絵かきできる場所を用意する方針だ。 【図】電動カートのルート
プラットフォームは今年2月に設立。5月31日に市内で会合を開き、社会実験の概要を固めた。実験は「まちにち計画」をキャッチフレーズに掲げ、8月12日~9月8日の日程で実施する。 電動カートは8月14~27日に運行。前半の1週間は買物公園上を走行する直線ルートで、5カ所の停留所を設ける。30分間隔で運行し、駅前から7条通まで一直線に移動する。後半に運行する周遊ルートは、昭和通と緑橋通を行き来し、往復で別の道を走る。 また、買物公園内に四つのゾーンを設け、商業施設アッシュ前(1条周辺ゾーン)は社会実験をPRする大型看板を設置。「さんろく街」に近い場所(4条周辺ゾーン)には立ち飲みや休憩ができる場所、旭川フードテラス前(5条周辺ゾーン)には訪れた人が交流できる大きなテーブルを用意する。7条緑道近く(7条周辺ゾーン)には自由にお絵かきができる場所をつくる。 プラットフォームは予算やデザインの統一感などを踏まえ計画を修正し6月下旬ごろから準備を始める。