映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」の舞台挨拶に登壇したセントチヒロ・チッチ

12月19日、都内にて映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」(公開中)の舞台挨拶が開催。完全吹替版でチョコ職人ウィリー・ウォンカ役を務める花村想太(Da-iCE)とウォンカの良き相棒となる少女・ヌードル役のセントチヒロ・チッチ、ウンパルンパ役の松平健、警察署長役・チョコレートプラネットの長田庄平、謎の神父役のチョコレートプラネットの松尾駿が登壇した。 【写真】チッチがウンパルンパのダンスを披露 ■セントチヒロ・チッチ「母への誕生日プレゼントになった」 同作は、監督をティム・バートン、主演をジョニー・デップが務めた映画「チャーリーとチョコレート工場」に登場した工場長ウィリー・ウォンカの前日譚。純粋な心ときらめくイマジネーションを持ち、人々を幸せにする「魔法のチョコレート」を作り出すことができるチョコ職人のウィリー・ウォンカが、町にチョコレート店を開くため奮闘するファンタジーアドベンチャー作品である。 長田がウンパルンパの日本語版の歌を歌いながら登場すると、松尾は英語版の歌をバックに口パクで登壇し会場の笑いを誘った。口パクの理由について松尾は「前回公開記念のイベントがあって、今回は台本に『口パク』と書いてあるので」と、ウンパルンパの歌をうまく歌えないことからだと説明していた。 完全吹替版では、同一キャストが歌とセリフをすべて日本語で吹き替えしているが、公開されてからの感想を聞かれると、花村は「僕のことを知らない方も劇場に足を運んでくださった中で、エンドロールを見て花村という名前を知ってくださった方がいて、毎日のようにエゴサーチしています」と報告。また、周りからの反響について花村は「めちゃくちゃラインが来ました。レコード大賞を獲ったときも3、4人しか連絡来なかったんですけど、今回は7人くらいきました」と、周囲から連絡があったことを話した。 チッチは「ラインはあまり来ないんですけど(笑)」と前置きすると、続けて「でも、普段は映画を観ないお母さんも、こっそり(今回の映画を)見てくれました。母の誕生日がクリスマスなので、良い誕生日プレゼンになったなと思います」と語った。 ■「UFOいました」セントチヒロ・チッチが未知との遭遇を報告 「2024年の夢」を発表するパートでは、花村が「もう一度声優をしたい」という夢を掲げ、「もう一度やりたいです。声だけで表現するといういうのは、自分の表現力をこれだけ高めてくれるんだなとわかりました」と語った。また、劇中での歌について「普段の歌と切り替えて歌ったつもりはなかったんですが、楽曲や作品の空気感に合わせるのが大事だと思うので、必然的に変わったのかもしれないです」と回顧。 チッチは「未知との遭遇」という夢を発表。周囲から多数のツッコミを受けながら、チッチは「ふたつの意味がありまして、本当の未知と遭遇するという意味と、来年は自分でも知らない未知な自分にも出会いたいです」と伝えた。 さらに、これまでの未知との遭遇について、チッチは「UFOは見ました！青森と静岡で見ました。BiSH時代に特典会でお客さんと会話中に見たので、『UFOだ！』って言ったらお客さんも『ほんとだー』って言ってくれたのでいました」と語気を強めていた。 ◆取材・文＝後藤響平