南相馬市立総合病院が初のオープンホスピタル 腹腔鏡手術や作業療法検査体験 市民に取り組みを紹介
福島県の南相馬市立総合病院を市民に開放する「オープンホスピタル」は9月28日、市内原町区の同院で初めて開催され、病院の取り組みを分かりやすく紹介した。 医師や看護師、技師、職員とのふれあいを通じて病院への理解を深め、子どもたちには医療職に対する関心を持ってもらおうと企画した。医師、看護師、薬剤師、作業療法士、理学療法士らがそれぞれの仕事を紹介したり、体験したりするコーナーを設けた。 医師部門では手術道具や内視鏡などを展示。腹腔(ふくくう)鏡手術の器具を使った練習体験を行い、子どもたちが挑んだ。看護部は妊婦やお年寄りの疑似体験ができるブースを設置した。 作業療法士、理学療法士は実際に行う検査やリハビリを紹介した。 菓子を薬に見立てた調剤、箱の中身を探る超音波検査など、楽しみながら仕事を学べるよう趣向を凝らしたコーナーが並んだ。 (相双版)