麻生財務相「必要なときにはしっかり対応したい」 英の国民投票を受け
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麻生太郎財務相は24日午後、財務省で会見し、英国の国民投票で欧州連合(EU)離脱が確実なっている状況について、「世界経済、金融、為替市場等々への与えるリスクについては極めて憂慮している。(円相場が乱高下するなど)為替市場では、極めて神経質な動きが見られている。為替市場の動向をこれまで以上に緊張感を持って注視して、必要なときにはしっかりと対応したい」との考えを示した。 【写真】英国のEU離脱問題「ブレキジット(Brexit)」、英国は何が不満なの?
外貨の流動性確保については、「日銀が各国の中央銀行ととり結んでいる通貨スワップの網を活用するなどによって、必要に応じて対応は可能」とした。 EU離脱派が勝利した場合の日本経済への影響は「離脱したから急にどうなるという話ではないが、為替などに遺漏のなきようしていく」と語った。 (取材・文:具志堅浩二)