店主の宇野優司さん

　おでん＆日本酒バー「O'denbar（おでんバー） うまみ 赤坂」（港区赤坂3、TEL 03-5544-9948）が赤坂にオープンして、4月16日で2カ月がたった。（赤坂経済新聞） 【写真】ランチタイムに提供する「おでん定食」 　運営は「WAS」。席数は、カウンター6席を含め26席。店主の宇野優司さんは高校生までサッカーを続け健康に関心を寄せていた。大学では食品加工学や栄養学について学び、在学中に栄養士と調理師の資格を取得。当時から将来的に独立することを考えていたという。 　宇野さんは飲食店を運営する企業などを経て2020年2月、28歳で独立し、「O'denbar うまみ 関内店」（横浜市中区）を開店。日本の食文化を海外にも発信したいという思いから「だし」をメインにした料理を作りたいと考え、おでんを選んだ。北海道産の昆布を使い、関西だしをベースにする。2021年10月に表参道店、翌年9月には代官山店も開いた。 　メニューは、「たまご」（100円）や「だいこん」（200円）、「牛すじ」（400円）などの「おでん」のほか、「五種盛り」（1,000円）も提供する。「おでん屋さんの豚角煮」（650円）や「酒粕（かす）クリームチーズ」「おでん屋さんの出汁（だし）茶漬け」（以上500円）も用意。ランチタイムには、「おでん定食」「おでん屋さんのうまみカレー定食」、おでん5種にドリンク1杯を付けた「昼のみセット」（以上1,000円）を提供する。アルコールは、産地が異なる日本酒を常時10～15種類（450円～）を用意するほか、世界から取り寄せた「ナチュールワイン」（700円～）も提供する。 　宇野さんは「コンビニにも置いてある身近なおでんを、伝統ある関西だしで提供しているのが特徴。グローバルを視野に入れた展開を考え、日本料理を代表するおでんを世界に発信していきたい」と話す。「まずは赤坂に根差した店にしたい。団体にも対応できるため宴会利用も受け付けるが、女性一人客ももちろん歓迎」とも。 　営業時間は、12時～15時、17時～23時。