「難易度高い」チェコの万博パビリオン着工 受注側は「熱意を感じ、清水の舞台から飛び降りるつもりで」 建設業者が決まらない国には独自パビリオン「断念」呼びかけも 【大阪・関西万博は「間に合うのか」】
チェコパビリオンのオンドジェイ・ソシュカ政府代表は、「大末建設が請け負ってくれることになり、本当に良かった。開幕までの時間が限られる中で、協力なくしては間に合わせることはできない」と話し、この“共同作業”に期待を寄せている。チェコパビリオンの完成目標の時期は「開幕までに」ということだ。
■独自のパビリオン建設の「断念」を呼び掛け
着工を迎える国がある一方、現在も建設業者が決まっていない国も少なくない。本当に間に合うのか…そんな心配が高まっている。 博覧会協会はそうした国に対し、独自のパビリオン建設を断念して簡易の施設を建設して引き渡す「タイプX」に変更することを呼びかけていて、幹部は「とにかく一刻も早く決断してほしい」と焦りをみせる。 万博開幕まであと11カ月足らず。その日は、刻一刻と近づいている。 (関西テレビ記者 沖田菜緒)
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