山陽新聞賞 6人2団体に贈呈 たゆまぬ努力を重ね大きな成果
第83回山陽新聞賞の贈呈式が9日、岡山市北区駅元町のホテルグランヴィア岡山であり、文化、社会功労各2人、教育、学術功労各1人と山陽新聞奨励賞の社会部門2団体の計6人2団体が表彰された。 受賞者と来賓の伊原木隆太岡山県知事、大森雅夫岡山市長、中村正芳県教育長、那須保友岡山大学長、松田久県商工会議所連合会長、大原謙一郎大原美術館名誉館長、黒住宗晴黒住教名誉教主、神崎晋旭川荘理事長が出席した。 山陽新聞社の松田正己社長が一人一人に賞状と日本芸術院会員蛭田二郎氏制作のメダル、賞金(山陽新聞賞50万円、奨励賞30万円)を贈り「その道一筋に研さんを積み、たゆまぬ努力を重ねて大きな成果を上げてこられた。これからも健康に留意しながら活動し、後進の指導にも当たっていただきたい」とあいさつ。来賓代表の伊原木知事は「皆さんの人生を懸けた努力によって地域が発展してきた。今後もますます活躍されることを期待しています」と祝福した。 受賞者を代表し、社会功労の学校法人アジアの風理事長片山浩子さん(85)=岡山市中区=が「受賞を機に、それぞれの立場から地域の発展に向けた活動に尽力してまいりたい」と謝辞を述べた。 賞は地域社会への貢献や国際舞台での活躍が顕著な岡山、広島県などの個人、団体を顕彰し、毎年贈っている。 他に受賞したのは次の皆さん。(敬称略) 【文化功労】木工芸作家小椋芳之(77)=津山市▽洋画家河本昭政(66)=岡山市東区 【社会功労】岡山大副学長・副理事三村聡(65)=岡山市北区 【教育功労】川崎医科大総合医療センター病院長猶本良夫(72)=岡山市北区 【学術功労】東京大大学院教授菅裕明(61)=東京都文京区(岡山市出身) 【奨励賞・社会部門】浅口市寄島町アッケシソウを守る会=浅口市▽ふくやまピース・ナビ=福山市