「SHOGUN」真田広之 日本人初ゴールデングローブ賞主演男優賞「全ての人に感謝」英語で万感スピーチ
米国の映画、テレビドラマに与えられる「第82回ゴールデングローブ賞」の授賞式が5日(日本時間6日)、ロサンゼルスのビバリー・ヒルトン・ホテルで行われ、「SHOGUN 将軍」の主演・プロデュースを務めた真田広之(63)がテレビドラマ部門の主演男優賞を受賞した。同賞を受賞するのは日本の俳優で初めてとなる。 【写真あり】「SHOGUN」アンナ・サワイ 真っ赤な妖艶ドレスでエミー賞授賞式 真田は受賞スピーチで「私の人生に関わってくれた全ての人に感謝します。皆さんのおかげでこの場に立てた」と英語で感謝を伝えた。続けて、若きクリエイターや俳優たちへ「自分らしくあり続けてください。自分を信じ、決して諦めないでください。幸運を祈ります」とエールを送った。 また、同部門で俳優の浅野忠信は助演男優賞を受賞した。 同作はテレビドラマ部門の作品賞にノミネートされ、真田広之が日本人初の主演男優賞に、アンナ・サワイが主演女優賞、浅野忠信が助演男優賞と4部門にノミネートされていた。 昨年9月、米テレビ界のアカデミー賞と言われる最高の栄誉「第76回エミー賞」ではドラマシリーズ部門の作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞の主要部門を独占した。真田は日本人として初めて主演男優賞を受賞。同月8日に発表された技術・制作部門を合わせ史上最多の18冠という歴史的快挙を達成した。 ▽SHOGUN 将軍 「関ケ原の戦い」前夜が舞台の歴史スペクタクルドラマ。米ディズニー傘下のFX制作。有力大名に追い詰められて窮地に立つ、徳川家康がモデルの武将吉井虎永(真田)が、生き残りを懸けて策略を巡らせる。伊豆に漂着し、虎永の家臣になる英国人航海士、按針の視点を通じて武家社会の風習が描かれるほか、通詞の戸田鞠子(サワイ)らが絡む複雑な人間ドラマが繰り広げられる。2月に配信が開始されると、6日間で900万回視聴された。日本ではディズニープラスで配信中。