【MLB】ブレーブスがアスレチックスとのトレードでニック・アレンを獲得 メジャー3年目・26歳の内野手
日本時間11月12日、ブレーブスはアスレチックスとのトレードが成立したことを発表した。今季マイナーA+級でプレーしていたマイナー救援右腕のジャレッド・ジョンソンをアスレチックスへ放出し、メジャー3年目のシーズンを終えた26歳の内野手、ニック・アレンを獲得。すでにマイナー・オプションが切れているアレンは、来季の開幕ロースターに残ることができれば、二塁オジー・オルビーズと遊撃オーランド・アルシアのバックアップ役を担うことになりそうだ。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 アレンは2017年ドラフト3巡目(全体81位)指名でアスレチックスに入団。巧打好守のプロスペクトとして期待され、2022年にメジャーデビューしていきなり100試合に出場した。翌2023年は自己最多の106試合に出場したものの、OPS.550と打撃面で思うような結果を残せず、レギュラー奪取に失敗。メジャー3年目の今季は41試合の出場にとどまったが、マイナーAAA級では81試合で打率.345、7本塁打、51打点、16盗塁、OPS.928の好成績を残していた。 ルール5ドラフトに向けた自軍選手のプロテクト期限が迫っており、各球団はロースターの枠を空けるなどの対応を進めている。アスレチックスがアレンを放出したのは、マイナー・オプションが切れていてロースター編成上扱いにくい存在となっていたことに加え、ルール5ドラフトに向けた準備の意味合いもあるとみられる。一方のブレーブスは、層が薄くなっていた内野手に厚みを加える狙いがあるのだろう。 アスレチックスへ移籍するジョンソンは2019年ドラフト14巡目指名でプロ入りした23歳の救援右腕。2020年のシーズンが中止になったことに加え、2022年のシーズンを故障で全休したため、ステップアップがスローペースとなっており、今季はマイナーA+級で38試合に登板して7勝4敗8セーブ、1ホールド、防御率2.60という成績だった。