“エア出勤”1年の男性「ポイントは疲れてる感」「あと1、2年続けられる」…根っこには“8時間労働長すぎ問題”
「親に仕事を辞めたことを言えずエア出勤をし始めてもうすぐ1年。。。」(Xより) 投稿したのは、ふぇにくすさん(25)。 【映像】暇じゃないの? 何してるか謎…エア出勤の1日 新卒で採用されたIT系の会社では、苦手な電話応対業務を担当していた。それが嫌で2年で辞めて家にいたが、同居する親に不審に思われたため、毎朝出勤するふりをする“エア出勤”を始めた。 この生活を続けるうちに、ますます本当のことを言い出せなくなり、とうとう1年が経った。 「最初はいつまで続くんだろうかと思ったが、1年経つともう慣れてた。ポイントは、ちょっと『疲れてる感』を出すこと。エア出勤は本当の労働より全然楽なので、あんまり疲れない。だから帰る前に深呼吸して、疲れているふりをする」(ふぇにくすさん、以下同)
現在、まだ家族にはバレていないという「エア出勤」。有り余る時間はカフェなどWi-Fiが使える飲食店で、YouTubeや映画を見たり、散歩をしたりして時間をつぶしているという。 「全然飽きない。なんだったらもうあと1、2年続けられる」 しかし、「エア出勤を続けたいのか」というと… 「正直、やりたくはない。このままじゃいけないとは思っている。お金も消費してしまうので」 働いていたときと同様、家には月4万円を入れなければならない。時々単発のバイトをする以外、基本的に収入はゼロで、前職で貯めた220万円を切り崩しているが、そろそろ厳しくなってきたため、次の仕事を本格的に探し始めた。 しかし… 「8時間労働がもう長すぎてイヤで」 週5日の8時間労働には耐えられず、前の仕事を辞める直前には疲れ切って吐き気を催す日々だったという。
「自分は本当に休みが欲しいので、正社員で働こうとはあまり思っていない。適度に働いて、適度に休みたい。お金はもうしょうがないと思っている。給料が低くても休みが欲しい」 現在は経理の仕事を希望しているが、理想の勤務時間は1日6時間。1日に8時間働くのであれば週3日は休みたいといい、条件に合う仕事は見つかっていない。 そんなふぇにくすさんに、今後の人生の見通しを聞くと… 「今25歳なのでそろそろ自立したいとは考えている。ただ、そのためにはお金も必要。正社員じゃなかったらお金も少ないので、どうするかいまだに迷っている」