斉藤光毅「パリ五輪で活躍すれば180度、自分の価値が変わる」 今夏の移籍は検討中も「将来はCLで優勝できるチームへ」
【五輪後は一日でも早くA代表に行きたい】 ── ぜひともオリンピックは行きたいですよね? 「選ばれたいですね。ただ、6月のアメリカ遠征に選ばれても、そこで活躍しなければパリには行けない。がんばります」 ── 過去のオリンピックは見たことはありますか? 「東京オリンピックは見ていました。東京大会のあとに海外に出た人もたくさんいたので、自分のキャリアにとって大きい大会にしたいなと思う。活躍すれば180度、自分の価値が変わる大会になる──そういう大会だと思うんです」 ── 記憶で最初に残っているオリンピックはいつですか? 「記憶にあるのは、4位になったロンドンですかね。たしか当時10歳か11歳で、普通に楽しんで、見ていたのを覚えています」 ── ヨーロッパにいると、オリンピックの価値が日本に住んでいた時と少し違う感じはしませんか? 「でも、オリンピックは注目されるし、クラブやスカウトにとっても大事な大会だと思うんです。世界大会なので、やっぱり出たいですよ。どこのポジションでもがんばります」 ── オリンピックの先にはA代表も視野に入れていると言っていましたね。 「一日でも早く、A代表に行きたいですね。五輪代表にもA代表にも選ばれたいです」 ── 一方、今後のクラブに関しては、常に「ステップアップ」という言葉を発しています。 「そうですね。ずっとステップアップしたいっていう気持ちはあります。上に行けるのであれば、いつでも行きたいです」 ── 移籍は今年の夏という可能性もありますか? 「まだ正直わからないですけど、いろいろな話を詰めていって、それがステップアップという形になればいいなと思っています」 ── 行きたいリーグやチームは? 「いや、実はないんですよ。ふだんはサッカーも全然見ないですし。テレビで見ていると、サッカーをしに行きたくなっちゃうんですよね(笑)」 ── では、ケガの期間は地獄のような日々でしたね。 「本当に地獄でした。スパルタの試合も見てはいたのですが、プレーをしたくなっちゃうし、もどかしい気持ちになるし、危機感も湧くし......。そういう思いが出てくるので、あまりテレビで試合は見ないですね」