「年収600万円」は高収入!?日本人の平均収入はいくら?
自分の年収が周りと比較して、高いのか低いのか気になる方もいらっしゃるかもしれません。しかしお金関係の話は、親しい友人であっても聞きにくいでしょう。 そこで今回は、日本の平均年収を解説します。さらに年収を上げる方法をご紹介しますので、収入アップを目指している方はぜひ参考にしてください。
日本の平均年収(単身世帯・二人以上世帯)
まずは、日本の平均年収を見てみましょう。今回は金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」を基に、単身世帯と二人以上世帯に分けて全国の平均年収をまとめました。なお表1の数値は、税引き後の手取り年収です。 表1
※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)[単身世帯調査],[二人以上世帯調査]」を基に筆者作成 表1より全国の平均手取り年収は、単身世帯で256万円、二人以上世帯で540万円であることが分かりました。二人以上世帯の場合は、単身世帯の2倍以上の年収を得ていることが確認できます。これは、共働き世帯も含まれることが原因といえるでしょう。 年代別平均手取り年収を見てみると、最も年収が高いのは単身世帯では40歳代で318万円、二人以上世帯では50歳代で660万円とのことです。 年収からの手取りはおよそ75~85%といわれているため、今回のケースである年収600万円の場合、手取りは約450~510万円となります。世帯年収でなく個人の年収であれば、高収入といえるでしょう。
年収を上げる三つの方法
収入を増やしたいとお考えの方向けに、この章では年収を上げる代表的な三つの方法をご紹介します。自分に合った方法で年収アップを目指しましょう。 ■現職場にてキャリアアップを目指す まずは、今の職場でキャリアアップを目指す方法です。新たにスキルを身につけて、キャリアアップ(昇進)できれば昇給が期待できるでしょう。 どれほどの昇給が見込めるのかは、会社によって異なります。昇進や昇給については、今後のキャリアも含めて上司に相談してみましょう。 ■副業を始める 二つ目の年収アップの方法は、副業で収入源を増やすことです。自分の得意なことや、所有しているスキルに合わせて副業を選択しましょう。新しくスキルを習得するのもおすすめです。 ただし会社によっては、副業を禁止しているところもあります。副業を検討している方は、まず今の会社の就業規則を確認してみましょう。 ■転職する 最後は、転職して収入を上げる方法です。今の職場よりも、給与が高い職種や会社に転職するのも選択肢のひとつでしょう。 転職で年収アップを目指す場合、それに見合うだけのスキルを持ち合わせていることが大切です。専門的な資格やスキルを習得したり、自分のスキルや経験を高く評価してくれる会社を探したりすると、転職での年収アップが実現しやすくなるでしょう。
個人で年収600万円は高収入といえる
今回の結果より、全国の平均手取り年収は単身世帯で256万円、二人以上世帯で540万円であることが分かりました。年収600万円だと手取り年収はおよそ450~510万円となるため、個人の年収としては高収入といえるでしょう。 年収アップを目指している方は、今回ご紹介した方法を参考にしてみましょう。自分に合った方法を選択することが大切です。 出典 金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)表番号71 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)表番号77 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部