【特集】~仙台市内の大型温浴施設をまとめてみた~ 新改築相次ぐ中、全国的なトレンドは?
ミヤギテレビ
仙台市を中心に大型温浴施設のリニューアルが相次ぐなか、最近のトレンドを取材した。
今月8日に「仙台湯処 サンピアの湯」リニューアルオープン
今月8日、若林区の大型温浴施設「サンピアの湯」がリニューアルオープンした。2017年に開業以来、天然温泉の露天風呂や岩盤浴などが人気で 温泉口コミサイト「ニフティ温泉」のランキングでは、去年、宮城県で1位を獲得している。
約1年をかけて倉庫→休憩スペースへ
〈記者リポート〉 「これまで使われていなかった4階のフロアが新たにリニュー アルし、印象的な木のオブジェがある空間でくつろぐことが出来ます」 施設では営業を続けながら、以前は倉庫だった場所を約1年かけて休憩スペースに改装した。マンガや雑誌など5000冊近く増やすなど、長時間、快適に過ごせる空間づくりを目指したということ。 〈仙台湯処 サンピアの湯 平井 春花マネージャー〉 「非日常の空間も感じていただけるし、コワーキングスペースなどもあり、自分だけの空間という形の時間の過ごし方もできる。いろんな時間の使い方や過ごし方が出来る施設」 リニューアルに合わせて料金は値上げし、入浴・岩盤浴、休憩スペースなど全館利用できるコースは平日1700円・土日祝日で2000円(税込)。なお、入浴のみのコースは平日1000円・土日祝日で1200円(税込)。
仙台市内の大型温浴施設をまとめてみた・新改築相次ぐ
そして、仙台市では去年から今年にかけ温浴施設のリニューアルが相次いでいる。去年7月には泉区の「竜泉寺の湯」。去年12月には宮城野区の「仙台コロナの湯」。そして今年9月太白区の「ゆ~とぴあ仙台南」が相次いでリニューアル、いずれも料金は値上げとなっている。 また去年10月に新規オープンした青葉区の「愛子天空の湯 そよぎの杜」も、館内には114席あるレストランのほかに、カプセルホテルを思わせる休憩スペースやeスポーツを楽しめるブースなどがある。
ニフティ温泉編集長~休憩スペース充実は全国トレンド~
「ニフティ温泉」の編集長川名結有さんは、仙台の施設でも見られるような「休憩スペースの充実」は全国的なトレンドで、施設側にとってもメリットがあるという。 〈温泉口コミサイト ニフティ温泉 川名結有 編集長〉 「滞在期間が長くなることで、その場で食事をしたりマッサージなどのサービスを受ける方が増えますので、客単価がアップするメリットがあります。休憩エリアが充実すると男女で過ごせる時間が増えるのでカップルや夫婦での 利用も増えていく」 さらに、リニューアルに合わせた料金値上げには物価高や燃料高の影響もあるという。 〈温泉口コミサイト ニフティ温泉 川名結有 編集長〉 「サービスとかイベントを充実させて、値上げした分サービスが充実したと見せる工夫をされている施設が多い。サウナブームもあってリニューアルする施設も増えているので、その中でどう個性を出していくのかが各施設の頑張っているところ」 冷え込みが厳しくなるこれからの季節、お気に入りの温浴施設で休日の1日をゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。