藤井聡太八冠にスマホの持ち忘れを知らせてくれるサービス贈呈 王将就位式で
将棋の第73期王将就位式が23日、東京・文京区の「東京ドームホテル」で行われ、藤井聡太王将=竜王、名人、王位、叡王、王座、棋王、棋聖との八冠=に贈位状とトロフィーの他に記念品として特別協賛社のALSOKから「HOME ALSOK Connect」が贈られた。 「HOME ALSOK Connect」はスマートフォンで自宅の警備開始と解除ができ、スマートフォンの持ち忘れも知らせてくれるサービス。子どもの頃から忘れ物エピソードが多い藤井にぴったりの副賞となった。また、毎年恒例の記念品では藤井の希望でエアロバイクが贈呈された。 1~2月に行われた七番勝負では藤井が挑戦者の菅井竜也八段相手に4連勝のストレートで王将3連覇。藤井は「振り飛車党の方との2日制のタイトル戦は初めてで普段と違う将棋を長い時間かけて考えられることは楽しみにしていた」と振り返った。1963~66年に大山康晴十五世名人が樹立したタイトル戦19連覇の記録を更新し、史上最多のタイトル戦20連覇も達成した。 王将戦では勝者が対局翌日にコスプレをする記念撮影が恒例だが、藤井は「来期はもう少しお手柔らかにしていただけると」と笑った。 現在、藤井は名人戦と叡王戦のダブルタイトル戦中。26、27日には北海道・紋別市で名人戦第5局、31日には初めて先にカド番に追い込まれている伊藤匠七段との叡王戦第4局が千葉・柏市で指される。
報知新聞社