立民委員長「熟議」へ意欲 予算・安住氏「文化変える」 衆院
衆院選での与党過半数割れを受け、衆院の常任・特別委員長と審査会長の構成は、野党のポストが4から12に増えるなど、大きく変わった。 与党の「指定席」だったポストに就任した立憲民主党のベテラン議員らからは13日、「与野党伯仲らしい熟議の国会が実現すればいい」(安住淳予算委員長)などの声が相次いだ。 安住氏は従前の与党の国会運営について「一方的に日程を決め、どんどんやってきた」と説明。今後は少数与党の現実を踏まえ、野党との協議が重要になると指摘し、「霞が関が作ったものをそのまま通す文化ではなく、より良き修正を図っていく文化に変えられるかどうかだ」と語った。 枝野幸男憲法審査会長は憲法審について「わが国の骨格に関わる重要な議論の場だ」と強調。「党派間の違いを前提に、一致点を模索し、広範な合意形成が図れるよう努力したい」と述べた。 野党内では30年近く停滞してきた選択的夫婦別姓制度導入の議論が進展するとの期待が出ている。西村智奈美法務委員長は「熟議の委員会運営に努めていきたい」と意気込んだ。