大阪・関西万博公式けん玉です 長井・山形工房が発売、伝統文化PRへ
競技用けん玉の生産量日本一を誇る長井市の山形工房(梅津雄治社長)は今月、2025年4月に開幕する大阪・関西万博の公式けん玉を発売した。玉の部分に万博公式のキャラクター「ミャクミャク」やロゴマークをあしらった全6種類。土産や記念品などで国内外からの需要を見込み、日本の伝統文化としてPRする。 キャラ入りは赤、青、白、黒の4色、ロゴ入りは白色、キャラとロゴ入りは風合いを生かした木地。木材はサクラやブナを使用。日本けん玉協会の認定品で、大会や検定で使用できる。 商品名「けん玉(KENDAMA)」は、海外の人が初めて手に取ることを意識した。説明書は日本語と英語で表記され、基本的な技を紹介。すぐに遊べるよう、解説動画にアクセスできるQRコードを付けた。 梅津社長は「万博をきっかけに、国や世代を超えて楽しめるけん玉に親しむ人を増やしたい」と話した。 価格はいずれも3960円。市内の道の駅「川のみなと長井」や全国の小売店、万博オフィシャルオンラインストアなどで取り扱う。問い合わせは同社0238(84)6062。