ブルーバード初の4WD! 最先端駆動システムATTESAで真のスーパースポーツセダンに
【最強の系譜 4WD+ターボ 1988年式 日産 ブルーバード 4ドアハードトップ SSS アテーサリミテッド】 【画像17枚】今回の取材車両はオプションのサイドシルプロテクターも装着。前期アテーサリミテッドは、スーパーレッドを含めて全5色用意されていた。ピース構造のフィンタイプアルミホイールは、アテーサリミテッドのみ標準装備となるだった 育った環境がクルマ選びに与える影響は少なくない。このU12のオーナーも、根っからのブルーバードユーザーである父親の影響を大きく受けている。 8代目に当たるU12は、1987年に登場。大ヒットした先々代910のイメージを思い起こさせるエクステリアデザインで、4ドアハードトップと4ドアセダンを設定。前者は、当時の流行だったピラーレスが採用された。また、スポーティー志向のSSSシリーズと、ファミリー志向のアーバンサルーンシリーズを用意し、ターゲットを明確にしたことも特徴のひとつだ。 そして、ATTESA(アテーサ)と呼ばれるシステムを使ったブルーバード初の4WD車が設定されたこともトピック。これは、センターデフ式のフルタイム4WDで、センターデフに組み込んだビスカスカップリングを作動制限装置として利用。これにより、タイトコーナーで起こる4WD特有のブレーキング現象を抑制している。併せて、上級グレードはリアビスカスLSDも標準装備。片方のリアタイヤが空転した場合、反対側のタイヤに駆動力が伝わり、エンジンのパワーを確実に路面に伝えるのだ。 初出:ハチマルヒーロー 2017年5月号 Vol.41 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部