ウクライナ平和祈り歌声 砺波・セントラルLC、26日コンサート 出町小、オペラ歌手共演
ウクライナ支援チャリティー・ジョイントコンサート(富山新聞社後援)は26日、砺波市文化会館で開かれる。同国出身のオペラ歌手オクサーナ・ステパニュックさんと出町小合唱クラブが共演する。となみセントラルライオンズクラブ(LC)が企画し、収益は医療支援としてウクライナ大使館に寄付する。ロシアとの紛争終結の見通しが見えない中、平和について考え、平和を祈る機会にする。 LCの原野博明会長ら会員が9日、砺波体育センターで、富山県内でウクライナ避難者らの支援をしているグローム・イナさん(富山市)らと交流し、コンサートの成功を願った。 コンサートは原野会長の発案で、青少年育成委員会を中心に、ウクライナゆかりの歌手の招へいや出町小合唱クラブの出演依頼などを準備する。青少年育成事業と位置づけ、大使館の収益金寄付にも同校児童が参加してもらう予定である。 オクサーナさんは国際コンクールで優勝した実力派で、ヨーロッパ、アジアなど世界各地で活動する。コンサートでは10曲程度を披露する。出町小合唱クラブは4~5曲を予定し、日本の童謡「ふるさと」とウクライナの曲「キーウの鳥の歌」を一緒に歌う。 9日はLCの例会で、イナさんがウクライナについて語り、支援の必要性などを訴えた。郷土料理のボルシチも振る舞った。 イナさんは「コンサートを通してウクライナを身近に感じてもらえるとうれしい」と話した。 原野会長は「子どもたちにウクライナのことや平和に関心を持ってもらい、奉仕の心を養ってほしい」と期待した。 コンサートは午後2時開演で入場料は3千円。小中学生は無料となっている。