投手陣の踏ん張り鍵 千葉黎明、準決勝3日に順延 健大高崎(群馬1位)と対戦 秋季関東地区高校野球大会
第77回秋季関東地区高校野球大会は、荒天が見込まれるため、2日に神奈川県のサーティーフォー保土ケ谷球場で予定してた準決勝2試合が3日に順延となった。決勝は同球場で4日午前10時から行う。来春の選抜高校野球大会出場が有力とされる4強に初進出した千葉黎明(千葉1位)は、準決勝第2試合(午後0時半開始予定)で、春の甲子園優勝校の健大高崎(群馬1位)と対戦する。 千葉黎明は2試合で4失点と投手陣が安定している。威力ある直球を軸に2試合で8回2/3を1失点と抜群の働きを見せた米良、角度を付けた変化球を投げ込む1年左腕の飯高ら継投で相手打線を抑えてきた。全国区の強豪撃破へ、準決勝も投手陣の踏ん張りが鍵となりそうだ。 打線は山梨学院との準々決勝で適時打1本で5得点。四球から小技を絡めながら走者を進め、しぶとく点をもぎ取っている。 健大高崎は霞ケ浦(茨城2位)に9―0、佐野日大(栃木1位)に10―3で2試合連続七回コールド勝ち。1回戦は五回に6安打を集め7得点した。打線をけん引する3番秋山は2試合でソロ本塁打を含む5安打。甲子園経験者のエース石垣は準々決勝で158キロを計測し、110~120キロ台のカーブも強力。打たせて取る投球が持ち味の左腕下重が控える。前回大会は準々決勝で、中央学院(千葉)が健大高崎に3-4で敗れている。 準決勝第1試合(午前10時開始予定)は、横浜(神奈川1位)と浦和実(埼玉1位)が対戦する。