「全力出し切った」 パリ・パラ柔道「銀」の半谷選手、福島県いわき市で祝賀報告会
パリ・パラリンピックの柔道女子48キロ級(全盲)で銀メダルを獲得した半谷静香選手(36)=トヨタループス、福島県いわき市出身=の祝賀報告会が30日、いわき市のいわきワシントンホテル椿山荘で行われた。 県柔道連盟の主催で学生時代の恩師や同級生ら約60人が出席した。半谷選手はパリ大会を振り返りながら「メダル獲得はもちろん、全力を出し切ったと自信を持って言えるのがうれしい。23年間競技を続けられたのも皆さんの支えがあったからだ」と感謝した。平一中時代の柔道部顧問の松本好司さんが花束を手渡した。福島民報社の安斎康史常務の発声で乾杯した。 半谷選手は生まれつきの弱視。平一中で柔道を始め、東日大昌平高に進んだ。茨城県の筑波技術大進学後に視覚障害者柔道に転向。4度目のパラ挑戦で初のメダルを獲得した。10月には福島民報スポーツ大賞を受けた。