クラウンの本命はやはり伝統のセダン「トヨタ・クラウン セダン」【最新国産新型車 車種別解説 TOYOTA CROWN SEDAN】
居住性
ハイブリッドの動力性能は、ガソリンエンジンに当てはめると3.0lに相当する。遮音は入念に行なわれ、アクセルペダルを深く踏まない限りエンジンの存在を意識させない。燃料電池車の運転感覚は、実質的に電気自動車と同じだ。動力性能はMIRAIと等しく、特にパワフルではないが、走りは静かで滑らかだ。走行安定性も優れている。ステアリング操作に対する反応は、比較的機敏な印象で、峠道も走りやすい。乗り心地は快適で、ドライブモードセレクトを後席優先のリヤコンフォートモードにすると、ショックアブソーバーの減衰力が大幅に柔らかくなる。この状態でカーブを曲がるとボディが大きく傾くが、時速50km以下で街なかを走ると実に快適だ。
うれしい装備
追加モデル発表 23年11月2日 月間販売台数 90台(23年11月) WLTCモード燃費 18.0km/l ※Z(HEV)
ラゲッジルーム
セダンは重心が低く、ボディ後部には骨格と隔壁があるから剛性も確保しやすい。静粛性でも有利だ。クラウンセダンに乗ると、セダンボディの良さを実感できる。クラウンの本命はやはり伝統のセダンだと思う。 ※本稿は、モーターファン別冊ニューモデル速報統括シリーズVol.156 「2024年最新国産新型車のすべて」の再構成です。 http://motorfan-newmodel.com/integration/156/
MotorFan編集部
【関連記事】
- 高速安定性が卓越したドライバーズカー「メルセデス・ベンツ Vクラス」【最新ミニバン 車種別解説 MERCEDES-BENZ V-CLASS】
- 豪華なミニバンを世に問うたLLクラスのパイオニア「日産エルグランド」【最新ミニバン 車種別解説 NISSAN ELGRAND】
- 走りの味付けをアルファードと差別化「トヨタ・ヴェルファイア」【最新ミニバン車種別解説 TOYOTA VELLFIRE】
- 革新のスタイリング! 挑戦の歴史はクラウンのアイデンティティ 【最新国産新型車 車種別解説 TOYOTA CROWN】
- 国産最高峰ショーファーカーの愉悦「トヨタ・センチュリー」【最新国産新型車 車種別解説 TOYOTA CENTURY】