在外投票の審査、厳格化を要求 激戦ペンシルベニアの共和議員ら
【ワシントン共同】11月の米大統領選が迫る中、激戦州の東部ペンシルベニアの共和党議員らが、在外米軍を含む海外の有権者の投票資格をより厳格に審査するよう求め、連邦裁判所に提訴した。ワシントン・ポスト紙が10日、報じた。共和党のトランプ前大統領が敗北した場合に異議を唱えるための布石との批判も上がっている。 議員らは、海外で有権者登録をした場合、同州の選挙管理人が身元や投票資格を確認できないため、不正の対象になりやすいと主張。確認が終わるまで集計すべきではないとしている。在外有権者の投票は共和党寄りとされてきたが、最近は両党の支持が拮抗するか、民主党寄りに変化しているとされる。