【MLB】2024年シーズンの新人王候補 MLB公式サイトが各球団から1人ずつ選出 エンゼルスはシャニュエル
今季の新人王にはガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)とコービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)が選ばれた。ともに昨季終了時点から新人王の大本命に挙げられていた選手であり、シーズン前のプロスペクト・ランキングのトップ2が揃って新人王に選ばれたのは、2018年の大谷翔平(エンゼルス)とロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)に続いて2度目のことだった。MLB公式サイトでは、プロスペクト情報に精通した3人のライターが各球団から1人ずつ、来季の新人王候補を選出している。 ア・リーグの注目は、9月にデビューしてポストシーズンでも活躍したエバン・カーター(レンジャーズ)だろう。レギュラーシーズンでは23試合に出場して打率.306、5本塁打、OPS1.058を記録。ポストシーズンでも17試合で打率.300、1本塁打、OPS.917と存在感を示し、球団史上初のワールドシリーズ制覇に貢献した。来季は開幕からレギュラーとして起用されるのは間違いなく、新人王の有力候補だ。 ナ・リーグではリーグ王者ダイヤモンドバックスのジョーダン・ローラーに注目したい。2021年ドラフト全体6位指名で入団したローラーは、今年9月にデビュー。14試合で打率.129に終わったが、チームからの期待は大きく、ポストシーズンでもロースター入りした。マイナーではAA級とAAA級で合計105試合に出場し、打率.278、20本塁打、67打点、36盗塁、OPS.874を記録。ヘラルド・ペルドモとの正遊撃手争いが待っているが、ポジションを勝ち取れば、新人王争いにも加わってくるだろう。 日本のMLBファンにも馴染みが深いエンゼルスからはノーラン・シャニュエルが選ばれている。今年のドラフト全体11位指名で入団したシャニュエルは、8月に早くもデビュー。もちろん、2023年のドラフト組でメジャー昇格1番乗りだった。29試合に出場して打率.275、1本塁打、6打点、OPS.732にとどまったが、三振(19)を上回る四球(20)を選び、出塁率は4割を超えている(.402)。メジャーに慣れ、パワーを発揮できるようになれば、新人王争いにも絡んでくるはずだ。 MLB公式サイトが選出した各球団の新人王候補は以下の通り。 ヘストン・カースタッド(オリオールズ) セダン・ラファエラ(レッドソックス) エバーソン・ペレイラ(ヤンキース) ジュニア・カミネロ(レイズ) リッキー・ティードマン(ブルージェイズ) コルソン・モンゴメリー(ホワイトソックス) カイル・マンザード(ガーディアンズ) コルト・キース(タイガース) ニック・ロフティン(ロイヤルズ) ブルックス・リー(ツインズ) スペンサー・アリゲッティ(アストロズ) ノーラン・シャニュエル(エンゼルス) メイソン・ミラー(アスレチックス) プレランダー・ベローア(マリナーズ) エバン・カーター(レンジャーズ) AJ・スミス=ショウバー(ブレーブス) ジェイコブ・アマヤ(マーリンズ) ロニー・マウリシオ(メッツ) オリオン・カークリング(フィリーズ) ディラン・クリューズ(ナショナルズ) ピート・クロウ=アームストロング(カブス) ノエルビ・マルテ(レッズ) ジャクソン・チョーリオ(ブリュワーズ) ポール・スキーンズ(パイレーツ) メイソン・ウィン(カージナルス) ジョーダン・ローラー(ダイヤモンドバックス) ハンター・グッドマン(ロッキーズ) マイケル・ブッシュ(ドジャース) ハイロ・イリアーテ(パドレス) カイル・ハリソン(ジャイアンツ)