ハーツ指揮官、FW田川亨介の退団を認める「全員にとってベストな選択であることは明らかだった」
ハーツを率いるスティーヴン・ネイスミス監督がFW田川亨介の退団を認めた。8日、イギリスメディア『スカイ』が同監督のコメントを伝えている。 現在25歳の田川はサガン鳥栖の下部組織出身で、ユース在籍中の2016年に2種登録され、翌年から正式にトップチーム昇格を果たした。2年目となる2018年にはベストヤングプレーヤー賞の候補者にノミネートされる活躍を見せ、2019年からFC東京でプレー。3年間で公式戦79試合に出場して10ゴール5アシストをマークすると、ポルトガルのサンタ・クララへのレンタル移籍を経て、2023年7月にハーツへの完全移籍が発表された。 スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)で戦った2023-2024シーズンは、公式戦21試合出場3ゴールの成績を残した田川。しかし、先発出場は5試合に留まるなど満足なプレータイムを得られておらず、今月に入り鹿島アントラーズへの移籍の可能性が報じられた。 そんななか、ネイスミス監督が田川の去就について言及。「私たちは納得のいくオファーを受けた。そして彼と話した結果、それが全員にとってベストな選択であることは明らかだった」と日本人ストライカーへの獲得オファーを承諾したと認めている。 また、「彼は不運なことに望んでいた出場時間を得ることができなかった」と述べつつ、「彼のプロ意識と人柄は素晴らしかった。一緒に仕事をするのも良かったし、試合に出られなくても問題を起こすことはなかった」と田川のパーソナリティを称賛。続けて「しかし、入札が入った後に我々はそのことについて話し合った。彼がより多くの試合に出場できるようになることは、おそらく誰にとっても望ましいことだろう。昨シーズンは素晴らしいパフォーマンスを見せたストライカーがいたから、彼の出番は限られてしまった。残念なことだが、サッカー界では当然起こることだ」と語った。
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