関西オールスター5リーグ対抗戦で関西6大学が大勝 今春王者・大商大の選手らが活躍
<第31回大学野球関西オールスター5リーグ対抗戦:関西6大学10-3阪神大学>◇21日◇1回戦◇わかさスタジアム京都 今春リーグ王者・大商大の選手らが活躍し、関西6大学が準決勝進出を決めた。 関西の主要大学連盟が、各連盟の選抜メンバーで対戦する今大会。雨の影響で試合開始が午前10時から午後1時に変更され、1試合のみの開催となった。 1点を先制された直後の1回裏に4番を任された大経大の柴崎聖人外野手(4年=岐阜第一)が適時二塁打を放ち即座に同点。2回に先頭の大商大・金原塁内野手(4年=クラーク)が左翼へ本塁打を放ち、勝ち越しに成功した。その後も効果的に得点を重ね、10得点の快勝。 全日本大学野球選手権で、近畿勢今年最高となる4強入りを果たした天理大が所属する阪神大学は1回に1点先制したものの、勢いに乗ることはできなかった。 大商大からは10選手が出場。勝ち越し弾の金原は5打数3安打3打点で大暴れ。今春はリーグ史上最高打率で首位打者を獲得した福島大輝外野手(4年=倉敷商)は3打数2安打1打点、「2番指名打者」で先発した真鍋慧(けいた)内野手(1年=広陵)は5打数2安打1打点の活躍を見せた。福島孔聖投手(3年=広陵)も2回無安打無失点3奪三振と好投した。 真鍋は他大学の選手もいる選抜チームについて「(周りは)先輩たちばかりなので、どういうイメージでやっているかなどを沢山聞いた」と明かした。関西6大学で1年生で選出されたのは投打二刀流で4回に登板した大商大・中山優月内野手(智弁学園)と真鍋の2人のみ。「バッティングの内容的にはよかったが、低めの変化球での三振が2打席あったので、明日以降はなくしたい」と意気込んだ。 同点適時打の大経大・柴崎は「初回に先制点を取られたので、ランナーいましたし、とりあえず後ろにつなぐ気持ちで」と話した。 関西6大学は22日にわかさスタジアム京都で京滋大学と対戦する予定だ。 第2試合で予定されていた近畿学生-関西学生が22日9時30分からに延期された影響で敗者復活トーナメントの開催がなくなり、阪神大学は敗退が決定した。 今大会で優勝した連盟は、秋季リーグ戦に勝った大学が明治神宮大会出場がかかる関西地区大学選手権でスーパーシードとなり、第1代表決定戦から出場することができる。各連盟の選手にとって大きな意味を持つ大会だ。 いずれも侍ジャパン大学代表選考合宿に参加する、大学選手権で7打席連続安打の大会記録を残した天理大の石飛智洋外野手(4年=出雲西)、大商大の渡部聖弥外野手(4年=広陵)と鈴木豪太投手(3年=東海大静岡翔洋)、大経大の林翔大投手(3年=乙訓)は出場していない。